一本だけ歯がないだけで生活がとても不便になる・不自由になる、なんてことは実は起きません。短期的にはそこまでデメリットはないのです。
しかし、数年数十年ほどの長いスパンで見ると、無視できないほどの悪影響を及ぼし、別の治療が必要になるリスクもあります。
見た目が綺麗な
インプラントをしたい
骨造成を併用した
インプラント治療
こちらの患者様は、赤矢印が示している箇所の歯が折れてしまい、当院にご相談にいらっしゃいました。
一本だけ歯がない状態で過ごすとどうなる?
- 抜けた歯の両隣の歯が移動したり傾いたりするので、噛み合わせが悪くなる(顎関節症のリスク)
- 抜けた歯と対合する歯(噛み合っていた歯)が伸びてくることがある(歯並びが崩れる)
- 噛む力が衰えるため、顔の筋力が低下して皺やたるみ増える(機能面や見た目の老化)
治療の流れ
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診査・診断まずは精密に患者様のお口の中を検査し、現在の状態をチェックします。
CTやレントゲンで検査してみると、骨が薄く骨造成を行う必要があると分かりました。 -
骨造成とインプラント埋入
骨造成術と同時にインプラント治療を行います。
写真は骨補填剤を入れている様子です。 - 歯肉の縫合インプラント体の埋入まで終わると、歯肉(歯茎)を縫合し骨が再生するまで待ちます。
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最終被せ物6ヶ月経過後、骨が十分成熟したので、上部構造(インプラントの被せ物)を装着しました。
これで治療は終了です。 - メンテナンスインプラント治療後はインプラント周囲炎というリスクがありますので、定期的に当院に通っていただきメンテナンスを受けてもらいます。
実際の治療の様子
こちらの写真は、左から手術前・手術後・上部構造の装着後になります。
骨造成術(GBR)の様子
1.骨が吸収している箇所(治療前)
2.骨が再生した箇所(治療後)
1の画像を見ると、インプラント体がしっかり埋まらず、隙間があるのが分かります。
しかし、骨造成術後の2の画像を見るとそれが解決しています。骨造成術によって骨が再生しているのです。
治療後の様子(レントゲン写真)
上顎の奥歯のすぐ近くには、上顎洞(サイナス)という空洞があるため、インプラント体を埋入できるほど骨の厚みがない(骨が薄くて少ない)場合がほとんどで、今回の患者様もまさにこれでした。
上顎洞を意図的に避け、骨があるところにインプラントを斜めに埋入する傾斜埋入法という方法もありますが、これは失敗のリスクも高く、さらに無理な力がかかると抜け落ちてしまう危険性もあるため、今回は骨造成を行い、まっすぐインプラントを入れました。(レントゲン写真参照)
本治療のまとめ
主訴
歯が折れて、インプラントをしたい。見た目も綺麗にしたい。
治療内容
抜歯後、骨が足りない部分に対して骨造成術(GBR)を行い、骨を増やすのと同時にインプラント手術を行ないました。6ヶ月間、骨の成熟を待ってから上部構造(インプラントの被せ物)を装着しました。
年齢・性別 | 48歳・女性 |
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治療内容 | インプラント1本+骨造成術 |
治療期間 | 6ヶ月 |
費用 | 37万 + 5万 + 税 |
リスク | メンテナンスを怠るとインプラント周囲炎になる可能性がある |
医院基本情報
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ライフコア押上103号
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